一般社団法人終活カウンセラー協会の1級カウンセラーがサポートします。
一般社団法人終活カウンセラーでは、「終活」を「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、
今より良く自分らしく生きる活動」と定義しています。
エンディングノート作成相談
エンディングノート(終活ノート)は
- これまでの過去を振り返り、
- 現在の自分の状況を把握して、
- 将来、どうしたいかを考えて
これをまとめて書き込むノートです。
人生の棚卸しというとすごく大変なこと(作業)に聞こえますが、自分がどういう人生を送って来たかを知る大切な作業になります。
「終活」とはこれから先の不安を解消し、今をよりよく生きることだとすると、この人生の棚卸しは『今の自分がどういうことで出来ていたのか』を知り、これからの時間を豊かにするための最初のステップとなります。
とはいえ何からやって良いのか?ノートの前で止まってしまうと思います。
エンディングノート作成を通じて自分自身と向きあい、今までとこれからの思いや考えを整理することです。法的な効力を持たないツールだからこそ、自分の正直な気持ちを綴り、自分自身を見つめる時間を過ごしてみてください。
相続・遺言相談
相続とは、亡くなった人の遺産をその配偶者や子などが受け継ぐことをいいます。
亡くなった人を「被相続人」、遺産を受け取る人を「相続人」といいます。
誰が相続人となるのかについては、民法に定められています。配偶者は常に相続人となります。第一順位は子です。子が先に死亡している場合には、孫が相続人 となります。これを「代襲相続」といいます。第二順位は親です。両親とも先に死亡している場合には、祖父母がいれば祖父母が相続人となります。第三順位は 兄弟姉妹です。兄弟姉妹が先に死亡している場合には、その子(被相続人の甥・姪)が相続人となります。
よく「ウチは財産が多くないから遺言なんて必要ないよ」と仰っている方います。
しかし、それは本当でしょうか。
遺産分割事件の遺産額についてまとめた統計によると、遺産額が5000万円以下の事件が74%を占めています。そのうち、1000万円以下の遺産額で家庭裁判所にいくまでの紛争になった事件が約30%もあります。
遺された家族が、相続紛争という不毛な争いをしないためにも、財産の多い少ないに拘らず、きちんとした遺言を作成しておくことが、遺された家族に対する愛情と言えるのではないでしょうか。
お葬儀相談
昔は地域の人々の協力を得て、立派なお葬式を出すことが家の誇りであり、故人への供養になると考えられていました。その後核家族が増加、菩提寺(先祖の位牌を納めている寺)や地域とのつながりが薄れ、お葬式は今大きく変化しています。
近年は、家族葬や僧侶を呼ばない無宗教のお葬式、お葬式自体を全く行わないケースもわずかですが増えて来ています。 しかしこのような方たちのなかには、お盆、お彼岸など、亡くなった人のことを供養する行事がめぐって来た時、自分はきちんと供養をしていないのではないかという後ろめたさを感じてしまうことがあるようです。
日本人は慣れ親しんだ作法にあてはめて供養することで、遺された者が安心できるという感覚が現代も根付いているのです。
お葬式における行為や言葉には意味があり、その根本には故人への思いが込められています。意味を知り知識を得ることでお葬式の重要性がわかるとともに、現代においては実は不必要かもしれないという部分も見えてくるかもしれません。
お墓相談
近年、お墓はいらない、と考える人は増えてきています。では現代社会にとって、従来のお墓のどのような点が問題となっているのでしょうか。主な問題点は以下の3点と言えるでしょう。
・お墓を継ぐ人がいない家庭が増えている
・家族が遠方に住んでいるためお墓の維持・管理が困難
・管理料などの費用が負担になっている
お墓を建てる時のメリットは以下の3つです。
・個別に祈る場所がある
・遺骨を安心して埋蔵できる
・先祖代々の繋がりを感じられる
考えられるデメリットは、大きく分けて3点です。
・跡取りがいない場合に、お墓の維持が困難
・お墓が遠方にあると荒れがちになってしまう
・他の方法に比べて、費用がかかる
お墓について、まとめてみますと以下のようになります。
・日本では一般的に、遺体を火葬し、供養のために石塔を建て、その地下に埋蔵する。
・お墓は、遺体や遺骨を守るため、そして供養のために建てられた
・お墓は、死者の冥福と生者の幸福を祈るための場所。
・お墓が石である理由は、ずっとそこにい続けるからであり、先祖祭祀という死生観を持つ日本人
とって石こそが最適だった。
・時代や地域によっては、石塔ではないお墓もある
・お墓のメリットは、精神面や供養面で安心できること
・お墓のデメリットは、手間や費用など、維持することの負担が増すこと
・お墓を放置しておくと、知らないうちに無縁墓として撤去される恐れがある
・お墓がいらない場合は、速やかに墓じまいをしましょう
・永代供養や納骨堂や樹木葬など、お墓を建てない供養の方法もあります。